【脊椎】頚椎症性筋萎縮症(CSA)

追記

●ALSとの鑑別法

①僧帽筋に着目

→副神経支配 (C3~5から発生し一旦上行して迷走神経や舌咽神経と同じ孔からでるので前角・前根障害になっても影響なし)

②筋力低下の形式

・ALSはびまん性。区別がつかない。

 CSAは髄節性。明確に分かる。(例:三角筋が選択的に萎縮)

●近位型(Keegan型)

三角筋萎縮が上腕二頭筋萎縮より著明

→よって三角筋に着目する

回外筋も萎縮される(C6)

肩腱板断裂との鑑別は回外筋や上腕二頭筋を見る

→腱板断裂ならこれらの筋は障害されない

●遠位型

下垂指が特徴→後骨間神経麻痺との鑑別が大変

どちらも感覚障害を来さない下垂手

(引用http://igakukotohajime.com/2020/09/21/%E6%A9%88%E9%AA%A8%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E9%BA%BB%E7%97%BA-radial-nerve-palsy/)

以下で見極める(当てはまればCSA)

Ⅰ.肩甲間部あるいは肩甲骨部の痛みで発症しその後に下垂指をきたす。

Ⅱ.Spurling testで項肩甲骨の痛み、あるは頚椎運動制限がみられる

Ⅲ.上腕三頭筋に筋力低下が見られる

Ⅳ.手の内在筋 第1背側骨間筋、小指外転筋、母指内転筋(いずれも尺骨神経支配)に筋力低下があり

Ⅴ上腕三頭筋反射の低下

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