【肩】肩関節窩骨折分類法~Ideberg分類~(Ideberg R,et al.Acta Orthop Scand. 1995)

治療戦略

TypeⅠ
関節鏡下での骨接合術(側臥位)
Bankart損傷の修復術に基づいた方法でOK
アンカーを用いたDaff法での加療が多い
※骨片が関節窩面積25%以下,不安定性なし,骨片10mm以下なら保存療法も可(骨折・脱臼 第4版)
※TypeⅠaなら保存も多い

TypeⅡ,Ⅲ
関節鏡下での骨接合術(ビーチチェア位)
骨片大きい為スクリューでの固定が基本

TypeⅣ以降
直視下での骨接合術
適宜プレート使用も考慮する

引用文献&画像引用↓

Ideberg R, Grevsten S, Larsson S. Epidemiology of scapular fractures. Incidence and classification of 338 fractures. Acta Orthop Scand. 1995 Oct;66(5):395-7. doi: 10.3109/17453679508995571. PMID: 7484114.

平野 哲也ら DAFF 法にて鏡視下骨接合術を行った肩甲骨関節窩骨折の治療経験 Tokushima Red Cross Hospital Medical Journal 18:102-106,2013

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